日本での和綿栽培は、機械化が難しくて人手がとてもかかります。地域には、農業経験の大先輩、有機栽培に詳しい人達、草刈りのプロ、草抜きのプロ、などたくさんの方たちがおられ、農機具での作業も含め、とても多くの作業でご協力をいただいています。
丹波篠山市で土地をお借りして綿栽培をするにあたって、私たちは次の事柄を大切にしています。
- 地域の若者たちの活躍の場づくり
- 障害がある方たちにも、そのできることで働く機会を
- 生きづらさを抱えた方、人との関係をもつのが苦手な方たちにも労働の機会を
綿は、収穫したあと「種を取る作業」=綿繰り作業 をする必要があります。現在、この作業をいくつかの障害者支援施設にお願いしています。
- 社会福祉法人わかたけ福祉会(多機能型障害者支援事業所)
- NPO法人シード(就労計測支援B型事業所)
- 一般社団法人襷農園(就労継続支援B型事業所)
- 特非)自立生活サポートネットワーク(地域活動支援センター)
また、ひきこもり支援をされている「丹波篠山グラマー園」さんより卒業生を受け入れています。現在、とてもイキイキと働いていただいています。
丹波篠山市は、高校や大学を卒業したあと希望の仕事がないために他所へ出て行ってしまう若者たちが多いのですが、そういった方たちの数名でも、この丹波篠山市で綿栽培に関わりながら地元での生活ができる機会を提供できることを願っています。